社員インタビュー

当社の油圧技術の核心に触れながら、
実験と検証で製品をつくり込む
開発実験
開発統括部 開発部 開発1グループ

Sさん

入社 : 2024年(学部卒)
学生時代の専攻 : 機械工学

「知らない製品に挑戦したい」。その思いで選んだ、海と油圧の世界

大学では機械工学を学び、就職活動では「メーカーで、実際の製品に触れながら仕事がしたい」「自分の知らない業界にも飛び込んでみたい」という気持ちが強くありました。当社との出会いは、ヤマハ発動機のグループ合同説明会。初めてパワーチルト&トリムや船外機の話を聞き、「こんな世界があるのか」と驚いたのがきっかけでした。船も油圧もまったくの初心者でしたが、マリン業界で高いシェアを持つヤマハ発動機のグループ会社として将来性も感じられたこと、自分の機械系のバックグラウンドも生かせそうだと考え、「ここで新しい技術を一から身に付けたい」と入社を決めました。

油圧製品の性能を、試験とデータで“見える化”する

開発部 開発1グループの実験担当として、パワーチルト&トリム(PTT)の各種評価試験を行っています。配属直後は、代表的なPTTを分解して構造や作動原理を理解するところからスタート。入社2年目となる現在は、「課題評価一覧」に基づき、試作品の性能評価を担当しています。油圧バルブの衝撃吸収性能、作動耐久性、低温環境での作動確認などを、自社のPTT試験機を用いて実施。グリース変更に伴う環境・耐久試験や、2024年に新しくヤマハグループとなったドイツのTorqeedo (トルキード)社向けPTTの性能確認など、新しいテーマにも取り組んできました。これらの試験結果はデータや写真、分解調査の内容などに整理し、設計へ報告書としてフィードバックしています。

「問題を見つけて設計に返す」責任と、成長の手応え

入社してから印象に残っているのは、潤滑グリースを別製品へ切り替えるための評価を任されたプロジェクトです。法律上の制約から輸入できなくなるグリースの代替を探す必要があり、新しいグリースで耐久性や低温作動性に問題がないか、初めてPTTの耐久試験を実施しました。過去のデータを参考にしつつも「テーマに最適なまとめ方をする」ことを意識し、今回特有の変更点や異常の傾向を自分の言葉とデータで表現するよう心掛けました。実験の役割は、設計通りに性能が出ているかを正確に検証し、量産前に潜んだ欠点をあぶり出すこと。自分の試験結果が設計変更や改善検討のきっかけになっていくのを感じると、ものづくりの重要な一部分を担っているという実感とやりがいを覚えます。将来は要求された製品の評価項目に対して、試験方法等何をしなければいけないのか自分で考案できる実験技術者になることが目標です。

風通しのいい環境で、オンもオフも前向きに楽しむ

入社してから強く感じるのは、社内全体にコミュニケーションを取りやすい雰囲気があることです。指導担当の上司や先輩社員にも質問しやすく、報告書の書き方や試験の進め方も、その都度フィードバックをもらいながら学べています。仕事中はしっかり集中しつつ、合間には同じ実験メンバーと雑談もできる、いい意味でメリハリのある職場です。
また、フレックスタイム制度や有休の取りやすさもあり、ワークライフバランスは良好だと感じています。私は東京出身ですが、一人暮らしもすっかりなじみました。最初は電車通勤でしたが、今は自家用車で通勤するようになり、休日の行動範囲もぐっと広がりました。土日は趣味のゲームや映画、料理を楽しみつつ、「いつか車で一人旅にも出かけたい」と、静岡ならではの暮らしを満喫しています。

専門知識よりも、「この製品に関わってみたい」が出発点

入社して感じたのは、「学生時代の専門知識を生かせるかどうか」よりも、「どんな製品や業界に興味があるか」「実験や評価の仕事をやってみたいか」の方が、会社選びではずっと大事だということです。油圧製品やマリン分野に詳しくなくても、入社後に実物に触れ、分解し、試験をしながら学ぶことの方が圧倒的に多いと感じています。
実験の仕事は、データと観察で製品の良し悪しを見極めるポジション。分からないことをそのままにせず質問できる人、過去データを参考にしながらも自分の頭で考えたい人には、きっと向いていると思います。当社に興味のある製品や技術分野があったら、ぜひ飛び込んでみてください。一緒に試験や解析を通して成長していきましょう!